類人猿語解釈集 川原泉『笑う大天使』他より


Pさんの別解釈を募集しています^^
            (メールにてどうぞ)

 

1.むそきびわえるげびゅれちゃづ…/
   ひねしゅねきょほで/ぢまびゅあだびぎゅっ

解釈を込めると、
  夢想 姫美 我 絵選る。偈(げ)備。You lecture,zzz…/
   古酒ね巨峰で/芝麻(ぢーまー) View熱海 ぎゅっ

現代語訳
  写真を挟んだ聖書に…/ウレシそーに/頬ずりしたぞっ

[解説]
夢に見るほどに美しいお姫様方の絵を、私は選ぶ。
そしてそれを偈(仏徳を賛嘆し教理を述べた物)に備える。
坊様の説教もありがたやの春の午後……

古い酒は嬉しい。
巨峰のような上等の葡萄で作ったワインならばなおさらだ。
巨峰がワインに向くかどうか、そんなことは私は知らない。
精タロさんにでも聞いとくれ。
とにかく古くなった上等のワインは嬉しいんだ。

熱海に観光旅行(view)に行く。
熱海を「あだび」と言うのは、鼻が詰まっているからだ。
鼻が詰まっているのは花粉症だからだ。
つまり、今は3月なのだ。
3月に熱海に行くのは新婚旅行に決まってる。ちゃっぷん。
ぎゅっと抱きしめて、ついでに頬擦りもしよう。
なお、芝麻というのは、中国語の「胡麻」のことである。
「胡麻→する」ということで、「頬擦り」の枕詞であるらしい。



《ぱふ男 別解釈》(前半のみ)
  無ぞ吉備、和得る。下卑、揺れ茶、ずー
[解説]  吉備真備が唐から持ち帰ったものは無であった。
 そのかわり、和の心に目覚めたのである。
 それは、下卑た茶を揺らしながら「ずー」と飲むことだ。
 (2022.7.24)

 

2.ざよねづあわゆなてー/
   るちてそせこもっ/おぞと!きよほきよほ

解釈を込めると、
  the米酢(よねず) 粟湯な てぇ〜/
   るん♪智で創世 common/お外!競歩、競歩

現代語訳
  「the米酢」よりも粟が良い。てぇ。/
   庶民でも知恵あれば生き抜ける♪/すたすたすた

[解説]
私の家のお抱えシェフが常用している酢は
「その米酢」と、定冠詞theを付けて呼ばれるほどに
立派なお酢様でいらっしゃるのである。
でも、私の口は、そんなお酢様にはふさわしくない。
私は粟や稗や黍などの雑穀の粥が好きだ。
てぇー てぇー。
(「the」と「てぇ」は掛詞だろうか)

るん♪
私は知恵と幸福の小人コロボックル。
自慢のこの智で世の中を渡って行こう。
明るい未来を創っていこう。
庶民だけれど。
成金だけど。チビだけど。

右の足と左の足を交互に動かしてボーっと歩け。
口より足を動かしてさっさと歩け!

 

3.きみだわをおつぬてほかしもがみがね

解釈を込めると、
  君、駄話を乙?「ぬ」て、ほっ。菓子も雅味がね

[解説]
君は、こんな下らない話をオツだというのか?
「ぬ(否定)」の返答を聞いてほっとする。
けっこーイケてるという菓子も
上品で風流な趣は欠けるようだ。
あんな物、そ−よ、子どもだましの駄菓子よ。
下品な色付き団子じゃないの。
黄色いHPの素、バナナ味。MP団子は赤、プルーン味。
尚、「下らない話」は『6月の王国』のことではありません。

 


…この頁の意匠がもし万一某サイト某コンテンツに似ていたとしても
それはキミの気のせいなので あまり細かくこだわってはいけない^^

2002.10.2

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